私が本命になれた裏ワザ、教えます

浮気相手から本命になった私【9ヶ月でセフレ女から昇格した軌跡】

雪の中目を閉じる女性

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都合の良い女。

セフレであること。

浮気相手であること。

 

それを知りつつ、止められない気持ちに悩んでいませんか?

 

遊ばれてると思いながらも、

彼に会いたいと願ってしまう。

 

いっそ、嫌いになれたら。

いっそ、彼女になれたら。

 

大切にされている彼女が憎く思えてきて、

叶わない心が苦しくなりますよね。

 

 

はじめまして。当サイト『白バラの恋心』へようこそ。

管理人のサクラです。

 

あなたには、どうしても奪いたい好きな人はいますか?

浮気相手にされてると知りつつ、諦められない気持ちがありますか?

 

わたしには、ありました。

 

1年前、当時28歳だったわたしは年下の彼女持ち男性を好きになり、

とあることから関係を持ち、そこから9ヶ月間の間、セフレとして生きてきました。

 

あなたと同じように、

彼にいいように扱われ、決して『好き』とは言ってもらえず。

 

何度も諦めたくなったのに、

どうしてもあの人が忘れられなくて、離れられなくて。

 

『彼女より、きっと私のほうがふさわしいのに』

 

そう願いながら、いつかは終わると思ってた恋。

 

でもいまは、夢にまで見た『本命の彼女』として、彼の隣を歩いています。

 

あの頃の私と同じように、暗闇の中を歩いているあなたへ。

わたしが浮気相手から本命になった方法、その9ヶ月の記録をお伝えします。

 

このサイトは、あなたのように辛く苦しく、美しい気持ちを持つ女性のために立ち上げました。

 

この体験談は、特別な人の物語ではありません。

あなたと同じ、いえ、それ以下の普通の女性の体験談。

 

きっと、最後まで読めば、あなたにも得るものがあるはずです。

どうかごゆっくりご覧下さい。

 

浮気相手になったわたし

 

『ちょっと重いんだよね』

 

2年付き合った彼氏に振られたのは、27歳の誕生日を過ぎた、冬のこと。

 

もともとちょっと依存しがちな体質のわたしは、

彼に誘われるがまま、地方に引っ越してきていました。

 

結婚さえ考えていた彼との別れ。

慣れない土地。

 

彼に出会ったのは、

そんな絶不調の真っ只中でした。

 

 

大きな中古車屋さんの受付として働いてわたし。

 

声をかけてきたのは、長いくせ毛が特徴の、ちょっと大人しい印象の男性でした。

 

カー用品店のタイヤコーナー

 

『車のバンパーを交換したくて…』

 

これが、わたしと彼の最初の出会い。

お客さんとしてお店に来たこの男性と、わたしはイケナイ関係になっていきます。

 

ナンパ

 

『部品がないそうなので、入り次第こちらからご連絡差し上げますね』

 

車の修理に訪れたその男性と、

最初は仕事上の立場として接客していました。

 

しかし、彼の乗る車の部品がなかなか手に入らなかったり、手違いがあったり。

そんなこんなで何度も電話でやり取りしたり、お店に来てもらったり…

 

3回目の来店でようやく車を修理している最中、

彼は、わたしに個人的なLINEのIDを手渡してきました。

 

いわゆる『ナンパ』というヤツです(笑

 

普段は反応しないのですが、彼氏と別れて傷心していたわたしは、

その日の夜、彼にLINEしてしまいました。

 

進展する関係

 

そこからの展開は、驚くくらい早かった。

 

自分でもここまで軽い女だとは思ってなかったけど、

 

1回目のデートでキス。

2回目のデートでホテルイン。

 

3回目には、彼はわたしの家に泊まるようになりました。

 

夜のネオン街

 

自分を擁護したいワケじゃないけど、

わたし、普段からそこまで簡単な女であるつもりはないです。

 

ただ、彼だけは違っていた。

 

そんな事言うと笑われそうだけど、

そうとしか言えません。

 

特別、タイプというワケでもありません。

それでも、一緒にいるときの空気感とか、会話のテンポ。

 

『フィーリングが合う』とでも言えば良いのか、

わたしはみるみる彼にはまっていきました。

 

発覚した彼女の存在

 

彼と出会って1ヶ月が過ぎるころ、

彼の車の中に、女性の髪留めがあることに気がつきました。

 

そんなの昔の彼女とか女友達っていう可能性もありますよね。

 

でも、わたしは他にも疑問に思うところがありました。

 

不意にとれなくなる連絡。

土日にできないデート。

教えてくれない家。

 

そしてなにより、彼の態度や仕草から、

直感的に『彼女(もしくは奥さん)がいる』と確信しました。

 

 

『彼女、いるよね?』

 

決定的な証拠もないままにかけたカマだったけど、

彼は素直に自供。

 

抵抗したのは、最初の『え?なんで?』だけ。

 

こうしてわたしは、見事浮気相手としての地位をゲットすることに成功したのです。

 

本命になりたい、なれない

 

最初はもちろん詰め寄りました。

『なんで彼女がいるのに』って。

 

でも、言葉を濁す彼を、わたしは深く追求することはありませんでした。

 

なぜかって、

そうやって強く詰め寄って、『ごめん』って言われたら、

もうそこで終わってしまうと思ったから。

 

怖かったんです。

 

普通に考えて、

何度か関係を持っただけのポッと出のわたしと、本命の彼女、

どっちを選ぶかなんて明白ですもの。

 

だったら、例えセフレだとしても、

彼に愛されたい。構って欲しい。

 

どんな形でも、

あなたの側にいたい。

 

彼岸花と女性

 

『このまま身を引く』

っていう選択肢もあったかもしれません。

 

だけど、その選択をとるには遅すぎるくらい、

わたしは彼の事が大好きになってしまっていたのです。

 

セフレとしての日々

 

1度だけ、

たった1度だけ、電話で言ったことがあります。

 

『彼女になりたい…』

 

涙ながらに訴えたその言葉。

 

彼の反応は、『沈黙』でした。

 

そうやってのらりくらり躱しながら、

彼はたびたび、わたしに会いに来ました。

 

もちろん、彼女がいるからまともなデートなんてほとんどなし。

多くはわたしの家に泊まりに来るか、ホテル。

 

 

バカみたいですよね。

 

まるっきり、絵に描いたような都合の良い女。

こういうの、『肉便器』って言うんでしたっけ?

 

それでも彼を拒否できなかったのは、

膨らみすぎた彼への想いと、知らない土地でまた1人になってしまう恐怖があったからだと思います。

 

壊されるココロ

 

どうして、優しくするの?

どうして、会いに来るの?

どうして、彼女と別れないの?

 

たくさんの聞きたいこと。

ほとんど、聞けないこと。

 

時々、なぜか彼はわたしに期待させるような言葉を口にします。

 

『今度、旅行でも行こうか』

『サクラが彼女だったらなぁ』

『いい奥さんになれるよ』

 

そんな言葉を聞く度に、

嬉しくて、嬉しくて、

 

殺してやりたくなりました。

 

 

あれ以来、わたしから『本命になりたい』という言葉を口にしたことはありません。

 

カレを責めて会えなくなるのも嫌だったし、

『このまま2番でいれば…』という気持ちも芽生えてきていた。

 

なにより、いまさら彼女からカレを奪って、1番になることが、なぜか怖かったように思います。

 

 

10日に1日くらい。

カレは夜になると唐突に会いに来ます。

 

そして朝になれば、彼女のもとへと帰って行きます。

 

カレが言わない言葉

 

そんな関係は約4ヶ月に及びました。

出会ってから約5ヶ月。

 

いままで、カレの口から一度も聞いたことのない言葉があります。

 

『好きだよ』

 

恋人なら、ごく当たり前に口にするセリフ。

意識してかせずか、カレはわたしに愛の言葉をくれたことはありません。

 

そんなカレが、ここに来てようやくLINEで『好き』と言ってくれました。

 

それは、カレが来ると言っていた日。

 

浮かれたわたしは、料理を作りながら夜が来るのを待っていました。

この頃には感覚なんて麻痺していて、まるで自分が本命の彼女かのように思ってたんですね。

 

その夜に入ってきたカレからのLINEが、

『ゴメン、彼女が来たから行けなくなった』でした。

 

『そっか…』

作っていた料理にラップをかけながら返したLINE。

 

次にカレから来たのは、

『ホントごめんね!好きだから!』

でした。

 

この地球で、いったい幾人の恋人が『好き』『愛してる』という言葉をささやき合ってきたでしょう。

そんな中でも、あの『好き』ほど、人を傷つける言葉はないんじゃないかって思います。

 

カレが口にするはずだった煮物は、

真っ黒に煮詰まっていました。

 

鍋を火にかける女性

 

占い|浮気相手から本命になるために

 

わたしは占いが好きです。

 

もともと住んでいた九州地方にはたくさんの占い館があったのですが、

越してきた群馬にはこれといってめぼしい先生もおらず、しばらくは疎遠になっていたのですが。

 

あるとき、ふと目にした広告。

それは『電話占いカリス』のものでした。

 

『当たるっていう口コミも多いし…ちょっとだけ』

 

占ってほしいっていうより、

わたしは助けてほしかった。

 

未来のない関係。

その暗い暗い恋愛から。

 

景斗

はじめまして。景斗と申します

 

受話器から聞こえてきたのは、

占い師にしては明るい声の先生。

 

たくさんの口コミがあったので選びました。

 

景斗

はじめに、お名前だけお願いできますか?

 

こうして鑑定がはじまりました。

 

最初は少しだけ緊張したけど、

うまく説明できないわたしを、優しくリードしてくれる先生。

 

おかげで、誰にも話せなかった苦しい気持ちを洗いざらい話すことができました。

 

すべてを見抜く占い師

 

景斗

カレ、ほとんど向こうから連絡してこないでしょ?

景斗

あれ?もしかして最近会った?

景斗

気持ち、なんにも言わない人ね

 

次々に、

ホントに鳥肌が立つくらい、先生は会話の中でサラッとわたしとカレの事を言い当ててきました。

 

まるで今まで私たち2人を見ていたかのように、

会った日やカレの性格、わたしの気持ち、彼の仕草、そして、

 

景斗

でも好きなんでしょ?

 

『もう諦めるべきですよね』

 

そう言ったわたしの、本心までも。

 

九州でも何度か占いを受けたことはあったけど、

そのどれもが人生相談みたいな感じで、わたしの中で占いってそのくらいのものだと思っていました。

 

だけど、この先生は違う。

受話器の向こうからでも鋭い視線で見抜かれているような、怖いほどの感覚。

 

わたしは、意味もなく受話器を片手に部屋の中をウロウロしていました。

 

彼の本音

 

『やっぱり遊ばれてるだけですよね?』

 

景斗

うん。ごめんね

確かに現状、サクラさんは彼からあまり強く想われてるっていう感じはないかな…

景斗

っていうのも、それはサクラさんが都合の良い女性でいることを心地よく思っているから

 

『え?』

 

わたしが、心地よく思っているから?

 

景斗

サクラさん、本命になりたいって思いながらも、いまの立ち位置のほうが気楽だって自分の深いところで思ってるよね?

彼と別れたのもあって、捨てられるのが怖いんじゃない?

景斗

だから、無意識に彼にとっても都合の良い女性でいようとしてる

文句言ったことないでしょ?

 

このとき、ホントに鳥肌が立ちました。

 

確かにわたしは、自分でも気がつかないレベルで、

彼にとって2番目であることを望んでいたのかもしれません。

 

言われて「ハッ」とするってあのことです。

 

景斗

彼ね、最初はサクラさんのこと、ホントに気になってたみたい

だけど、あまりに簡単にサクラさんがいまのポジションに落ちついちゃって、それで良しってなっちゃったんだね

この状況になっちゃったのは、サクラさんがどこかでそう望んで、そう動いてきた結果だよ

 

わたしは、

わたしの願いで彼の2番目になった。

 

厳しいけど、まるで諭すようにわたしの深い深い闇を浮き彫りにする先生。

 

仕事のミスがあって、それを部下に押しつけて、それが発覚した。

そんなバツの悪さと、

『この人にはなにもかも隠せない』という感覚。

 

彼の本命になる可能性を捨てていたのは、わたし…?

 

そう教えられたとき、

わたしは顔の温度が下がるのを感じました。

 

彼女との関係

 

景斗

彼、彼女ともあまりうまくいってないんだね

景斗

ほとんど彼女の話しないでしょ?

車に残ってる気もサクラさんのものばかりだから、あまり会ってないんじゃないかなぁ

 

カレの彼女のことについては何も知らなかったので

確かめようもないのですが、、、

 

先生曰く、

カレと彼女は3年ほどの付き合い。大学生のころからだそう。

 

でも、この頃は社会人になってお互い忙しく、

そりも合わず、マンネリ気味になっているようです。

 

景斗

ただ、付き合いが長いから、別れるつもりもない

腐れ縁っていうとあれだけど、なんとなく一緒にいる感じかな

彼女にもふさわしい縁があると思うんだけど

 

カレはSNSもやらないので、

彼女の顔などは知りません。

 

だけど、「思っていたよりも仲良くない」という現状を聞いて、

申し訳ないけど、少し笑顔になっている自分に気がつきました。

 

ちなみにですが、

カレの周囲には、私と彼女以外の女性はいないそうです。

 

まぁ、いまさら二股でも三股でも、同じ事ですが。

 

今後の2人

 

景斗

でね?サクラさんとカレなんだけど、深い縁があるの

 

『縁、ですか…?』

 

景斗

そう。強い繋がり

急激に仲が良くなったのもそのせいかな

 

縁。

私とカレには、確かな繋がりがある。

 

そう聞いたとき、

鑑定し初めて3回目の鳥肌が立つのを感じました。

 

景斗

カレ自身ね、少し迷ってるみたい

『このままじゃいけない』って

彼女と別れるまではいかないけど、サクラさん次第では、普通に付き合う可能性あるよ

景斗

うまくいけば、3ヶ月くらいで状況は変わると思う

 

3ヶ月。

先生はハッキリ、わたしとカレには可能性があると言いました。

 

彼女になれる、その可能性が。

 

アドバイスと縁結び

 

景斗

なんとかしようか

 

最後に先生はそう言って、

わたしとカレの縁結びを行ってくれました。

 

私とカレが結ばれたら、

自然に彼女との関係は終わりに向かう、とのこと。

 

それから、

占いの他にも、先生は具体的な恋愛テクニック?のようなものも沢山アドバイスしてくれました。

 

カレとのLINEのやり取り。

会う頻度。

会ったときの対応。

これからどうするべきか。

 

景斗

2人は十分くっつく可能性あるし、

彼女と揉めるような未来もない

必ず幸せになれるから、ガンバってね!

 

こうして鑑定は終了。

 

終わってみればほんの10分かそこらだったけど、

わたしにとって、この10分はホントに大事な大事な『変化』をもたらすことになります。

 

【期間は9ヶ月】浮気相手から本命になった方法

 

『必ず幸せになれるから!』

 

先生が言ってくれた言葉。

 

他にもビックリしたこととかあったけど、

わたしを変えたのは多分、なんの変哲もないこの言葉だったかもしれません。

 

本命になって良い。

本命になれる可能性がある。

カレとの絆もある。

 

そう言われたとき、

わたしの中で不安定だった感情は、一気に強さに変わりました。

 

2番じゃなくていい。

諦めなくて良い。

彼女より、きっとカレにふさわしくなれる。

 

どこかで呪いでもかかったように、

『浮気相手』というポジションに満足しかけていた私。

 

本当は手を伸ばせばあった可能性に気がついたとき、

わたしはカレを想う自由を手にしました。

 

『もう、2番じゃヤダ…!』

 

浮気相手 本命になった

 

思えば私は、こんな風に

『頑張って!』って言って欲しかったのかもしれません。

 

ここから私は、

4ヶ月弱で一気に彼女への昇格を果たすことになります。

 

まずは積極的に誘う

 

普通、こういう場合って一歩引いて、

『カレにとって居心地の良い女性』っていうのを目指すんだと思います。

 

でも、先生のアドバイスは真逆。

 

『彼女と関係が曖昧になってるから、いまはどんどん2人の時間を作って』

『不安だからってカレに会わせる必要なし。縁は切れないから大丈夫』

とのことでした。

 

それまでは誘いも遠慮がち、カレから唐突に誘われることもしばしばでしたが、

そこからは遠慮なんてなし。

 

会いたいときには会いたいってLINEするし、

断られてもちゃんと(?)ふてくされるようにしました。

 

こんな態度でいたらカレが逃げるかも…

って不安だったけど、それは杞憂だったみたい。

 

意外というか、

カレはまんざらでもない様子で、忙しい合間にも会いに来てくれたり、嫉妬も心地よく感じてるみたいでした。

 

わたしは、カレのそんな姿を初めて見ました。

ずっとずっと、『会いたかったらオレの言うとおりにしろ』っていうキャラだと思ってたので。

 

勝手に不安になって、勝手にちっちゃくなってる。

それが、いままでの私だったみたいです。

 

縁結びの効果?彼女とますます冷めていくカレ

 

その頃から、

カレが目に見えてわたしを大事にするようになりました。

 

あまり特別なことをしたつもりはないけど、

デートも優しくしてくれるし、事あるごとに抱きしめてくれるようにもなりました。

 

極めつけは、これ。

 

『彼女と一緒にいるのがもう嫌で、この間もケンカした』

 

これが縁結びの効果なのか、

それともわたしの変化によるものなのか。

あるいは、両方か。

 

わからないけど、

確実にあの日からカレのココロが近くにあります。

 

『彼女といるより、サクラといる方が楽しい』

 

そう言われた日、

わたしは部屋の中で小躍りしたのを今でも覚えています(笑

 

最後の賭け

 

『彼女と別れるまでは、もう会わない』

 

これは、先生に言われたセリフそのまま。

 

『頃合いを見て、ちゃんとハッキリさせるように迫って良いと思う。その間はぷっつりと連絡しないようにしてね』

という言葉そのまま、わたしはカレに最後の決断を迫ったのです。

 

正直、これはいくら言われたからといっても、

ホントに怖かったですよ。

 

もし、『じゃあもう終わりにしよう。今までゴメン』なんて言われたら…

 

怖かった。

 

でも、そこに至るまでにカレの感情の変化っていうのは確かに感じたし、

ある程度自信があったのも事実です。

 

それまではいかにも『セフレ』っていう扱いだったけど、

いまではどっちが彼女かわからないくらいだったから。

 

大切なもの

 

カレとの連絡を絶って、

2週間が過ぎた頃でした。

 

『彼女と別れた』

 

そうLINEが入り、

カレがわたしの家にやってきたのは。

 

 

あの日と同じように、

手料理を作りながら、わたしはカレを待ちました。

 

『…よっ』

 

はじめて、フリーの男性としてきてくれたね。

 

『誕生日、おめでとう』

 

カレがそう言って差し出したのは、

小さなペアのネックレス。

 

その日は、わたしの28歳の誕生日。

 

27歳を過ぎたころに出会った目の前のカレと、

すでに9ヶ月が過ぎていたことに、いまさら気がつきました。

 

『今まで中途半端なことして、ゴメン

会えなくなって考えたんだけど、オレにとって大切な人が誰かってわかった』

 

『ん…』

 

『これからは、オレの彼女として隣にいてほしい』

 

2輪の白いバラ

 

声にならないくらいの声で泣いた私。

 

あの日みたいに料理は煮詰まってなかったけど、

味は、しょっぱかったなぁ。

 

浮気相手から本命になった私|略奪愛の罪悪感とその後の幸せ

 

あれから1年。

いまわたしは、カレの彼女として、幸せな日々を過ごしています。

 

なにが1番変わったかっていうと、

カレとお出かけできるようになったこと。

 

あの頃、カレと会うのはいつも部屋の中でした。

 

いまはどこにだって出かけることができるし、人の目を気にすることもありません。

(職場にも紹介しちゃいました)

 

元カノとの3年にはまだ届かないけど、

インドアだった彼女よりも、これからもっともっとカレとの思い出、増やしていきたい。

 

 

そうそう、よくこんな話を耳にしますよね?

 

『略奪愛は幸せになんかなれない。そういう男はまた違う浮気相手を見つける』

 

わたしもこれ、不安でした。

最初は知らなかったとはいえ、わたしも彼女からカレを寝取ったようなものですし。

 

じゃあその後わたしたちがどうなのかと言うと…ぜんぜん大丈夫です。

 

浮気は繰り返すのか

 

今のカレは、

浮気相手として付き合ってた頃のカレからは想像できないくらい、わたしにゾッコン。

 

自分で言うことじゃないけど。

 

毎日相手からLINEが入るし、会えば手は繋ぎたがる、

他の女はお願いしてもいないのに勝手にブロックしてるし、

そもそも浮気するヒマなんてないくらい会いに来ます。

 

こうなると、逆にちょっと鬱陶しいくらい(笑

 

もともと浮気をしたのはわたしが初めてだったそうで、

浮気性とはちょっと違うのかもしれません。

 

もちろん、今後どうなるかはわかりません。

 

また浮気されるのかもしれないし、そうじゃないかもしれない。

 

少なくともここ1年は、

そんな感じです。

 

彼女への罪悪感

 

彼女からカレを奪ったことへの罪悪感は、

もちろんあります。

 

カレと付き合い始めたときは、

彼女からなにかしら言われるんじゃないかっていう不安もありました。

 

でも幸い、彼女はこれといってわたしに何か言ってくることもないし、

SNS等で悪く言われていることもありません。

 

その後カレに聞いたことですが、

彼女は彼女で新しい彼氏ができて、前よりも楽しそうにしている、とのこと。

 

『彼女にもふさわしい縁があると思うんだけど』

 

先生が何気なく言っていた言葉。

それがこの未来を暗示していたのかは、わかりません。

 

罪悪感で動けなくなるくらいなら、

わたしはカレに彼女がいると知ったときに諦めました。

 

いまさら許してもらおうとか、

そんな虫の良いことは言いません。

 

悪い女、クズ女でもいいです。

どんな形だって、カレの側にいたいと願ったのは、私だから。

 

わたしはカレと幸せになりたい。

 

精一杯カレの彼女でいる。

 

それだけが、この十字架を軽くする方法だと信じています。

 

占いがくれたもの

 

そうそう、あれからもう1回だけ、お礼の意味も込めて景斗先生に電話しました。

 

先生は、

『だから大丈夫って言ったでしょ』

と、あっけらかんとした様子。

 

こうなる未来も、先生には見えていたのかもしれませんね。

 

 

あの日何気なく手に取った占い。

たまたま空いてた、先生の予約。

 

占いを受けても受けなくても、

わたしの未来は大きく変わることはなかったのかもしれません。

 

当たったって感じたのも、

もしかしたら偶然かもしれないし、占いの話術かもしれません。

 

信じるかどうかは自由です。

 

だけど、確実に言えることがあります。

 

わたしは、先生に応援してもらった事で、

浮気相手でいることをやめる勇気が持てました。

 

必死にカレを追いかけて、

それでダメだったら後悔はしなかったと思います。

 

 

占いがわたしにくれたもの。

 

それは、目をそらしてきた自分と向き合う勇気でした。

 

もしあのままグズグズとカレのセカンドを楽しんでいたら、

気がつけば自然消滅…なんていう未来もあったかもしれません。

 

いま、願うこと

 

たった9ヶ月。

 

世の中には、わたしよりももっと長い時間、

浮気相手以上の関係になれず、苦しんでいる人もいるかと思います。

 

だけどあの9ヶ月間はわたしにとってホントに長くて、

暗くて、辛くて、出口の見えない時間でした。

 

もう、

彼女といるカレを妄想して、嫉妬することもありません。

 

もう、

『彼女じゃないから』と、遠慮することもありません。

 

もう、

カレに抱かれているとき、悲しみを感じることもありません。

 

 

いま、わたしには3つの想いがあります。

 

1つは、

もう2度と、カレの2番には落ちたくないこと。

 

2つめは、

願わくば、カレと将来を共にしたいこと。

 

3つめは、

あなたにも、諦めてほしくないこと。

 

いまの環境を変えるのは怖いかもしれないけど、

あなたの大事な人が、あなただけを見てくれること、願います。

 

まだ、浮気相手のままでいるの?

深海に座り込む女性

 

もう一度、最初の質問をします。

 

あなたには、どうしても奪いたい好きな人はいますか?

浮気相手にされてると知りつつ、諦められない気持ちがありますか?

 

いま、とっても辛いですよね。

 

どこどこまでもカレの本命に見てもらえなくて、

彼女と比較して、嫉妬して、落ち込んで、でもカレに会いたくて。

 

わたしは、あなたが浮気相手になったことを悪いとは思いません。

 

あなたの方が出会ったのが遅かっただけ。

 

ホントにカレにふさわしいのは、

あなたですよね?

 

だからこそ、危険な関係だとしても、カレはあなたを手放さないんですよ。

 

カレの事、1番想ってるのは、

あなたですよね?

 

大した苦労もせずにカレに愛される彼女。

許せますか?

 

『あなたはカレにある程度好かれてたからうまくいっただけ』

 

そう思うかもしれません。

 

でも、わたしは特別じゃありません。

 

いまのあなたと同じように、

こんな未来が待ってるなんて少しも信じませんでした。

 

ちょっとしたきっかけで、

運命は、自分でも予想しなかった方向に動き出します。

 

それは、自分さえ行動する勇気があれば、

あなたにも、わたしにも、誰にでも起こること。

 

 

このまま彼女になれず、

都合の良い女として終わりますか?

 

 

それとも、今の彼女を超えて、

カレの1番大事な人になりますか?

 

わたしにもできました。

 

次は、あなたの番です。

 

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